気にしすぎママのブログ

頭の中の整理整頓、備忘録。子育てや生活に活かせる心理学勉強中。

【家庭で療育】離席、歩き回りを改善するため実践したこと2

椅子に座っていられる時間を伸ばす

前回、まず椅子を用意した記事を書きました。息子も気に入っていましたが、

気に入っているからといって座っていられるわけではありません。

なぜ座っていられないか考えて見ました。

 

・座位の姿勢が保つことが苦痛

・興味のあることが、机上にない。

・不器用なので手先を動かすことが楽しくない

・興味のあることの方に体が勝手に動いてしまう

・椅子に座ってお話しながら工作や絵を描くなどのことが楽しいと経験したことがない

 

これ以外にもありますが、まず、座らせることから考えました。

家庭ではないですが、グループ療育では、一切離席しません。

療育のプロ達が絶妙なタイミングで子供が好きなことを無理なく進めていくからです。

 

まず、座っていられることを褒めて座って活動すると楽しいという経験をさせる

体幹が弱く、体もふにゃふにゃなので、座位の姿勢については何も言いません。

だらっとしていても座れて偉いね、一緒にお勉強楽しいね。

そこだけをポイントに接していきます。

私もですが、息子が心配であるからこそ、あれもこれも言ってしまいがちです。でも

指示は、短く。いつも同じ単語で。具体的に。

例えば、机でレゴで遊ぶとします。終わったあと片付けの練習も兼ねて

赤のブロックを入れるの箱 黄色のブロックを入れるの箱 青の・・・とあらかじめ用意しておきます。そうしたら毎回同じ単語で指示します。

片付けて」とか「もう終わり」ではだめ!同じ単語です。余計なことは言わない

赤の箱に入れて 黄色の箱に入れて と具体的にワンステップずつ一緒にやります。

で終わったらたくさん褒めます。いつも同じようにたくさん大げさに褒めます。

ハグなど嫌がらない子供の場合はいっぱいしてあげます。

あまり接触が好きでない子には、ラムネやチョコなどのトークン(ご褒美)をあげる方法もあるようです。 ちなみにうちはあまりあげなかったです。

うちは、気分転換の時にグミやラムネをあげていました。ご褒美ではあまりあげなかったです。  子供によってですね。

SST という療育の方法があります。全てがこの方法で療育に使えるわけではないですが、参考程度に書籍もいろいろ出ていますので、ググって見てください。

 

高機能自閉症・アスペルガー障害・ADHD・LDの子のSSTの進め方―特別支援教育のためのソーシャルスキルトレーニング(SST)

高機能自閉症・アスペルガー障害・ADHD・LDの子のSSTの進め方―特別支援教育のためのソーシャルスキルトレーニング(SST)

 

3歩歩いて2歩下がる

私は、家庭で療育を初めて一番辛かったのが、できる日とできない日があって親が焦って感情的になってしまった時に、後になって自分を責めてしまうことが一番しんどかったです。

 大人だってやる気がある日と何もやりたくない日がありますから、あまり一生懸命になりすぎず楽しんで取り組めるといいですよね。

息子の場合ですが電車や車、あとマークや漢字、数字などの暗記が好きだったので

とにかく時間を決めて大好きなことを一緒に机でやる時間を、作りました。

クイズが好きだったのでクイズ形式で問題を出して褒めまくりました。

 

 3歳の誕生日プレゼントはこれをリクエストしてきました。

ちょっとだけ、複雑な気持ちになりましたが、買ってあげて大正解でした。

マーク標識カード 1集 (くもんのせいかつ図鑑カード)

マーク標識カード 1集 (くもんのせいかつ図鑑カード)

 

 しまじろう様様です。

トイレトレーニングもしまじろうのおかげで完了できました。

あの金額で、おもちゃが素晴らしい!

本当にとってよかったです。

年中の中ばまでとりましたが、そのあとは勉強好きな息子の為にZ会に変更しました

Z会もいいですよ!

www2.shimajiro.co.jp

 

子供にもわかりやすい仕組みを作る。モンテッソーリ

 

モンテッソーリの子育てを参考にしました。

ハサミの置き方一つ、靴の脱ぎ方一つ親がガミガミ怒らなくていい仕組みがあります

 お片付けや食事、支度、それぞれ子供がどうやったら使いやすいか子供の目線になって毎日考えましょう。

私はモンテッソーリの考えが好きなので、 不器用さん対策にもなる

シール貼り、紐通し、ハンコ押し、などいろいろ参考にしました。

凸凹さんはどうしても手先を使うのが苦手な子供が多いです。

体を動かす時に出される脳の指令のネットワークの方法が他の人と違うからという説と

手の関節の発達が遅いという説。目と脳と手先の同調運動が苦手という説があります。

子供にとって座って活動というのは、嫌なことなので、目できちんと見ているか確認しながら、よそ見をしたら、興味を引いてきちんと視覚的に確認させ、視覚的に達成感を味わって、一緒にやったー!と喜ぶことが大事です。

視覚優位の子も多いです。

作り終わって、目で見て、できた!という達成感を見せながら感じさせる、それを繰り返し繰り返し根気強くやるのが大切です。

例えば終わってシールが綺麗に並んでいっぱい貼ってあったら、やった!

ひもにいっぱいビーズがないってたら、やった!

やった!とキラキラした目で達成感に満ち溢れた笑顔がいつか見られる日まで、

根気強く、でも親も楽しんでやれたらいいですね。

モンテの育て方は、お手伝いが基本です。

工作はお勉強と言います。自然と一緒に穏やかに子育てする考え方が好きです。

自然の中でたくさん遊びます。外遊びをすることで、自然と体幹も鍛えられます。

子供のストレスも発散できます。視野も広くなり、空間認知能力も向上します。

また今度詳しく書きますね。

モンテッソーリの子育て (クーヨンBOOKS)

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 最後に、一つの活動が終わったら、見えないところに片付ける

一つ出したら、一つしまう。

これも大事です。

気が散ります。 

できないと親もイライラします。悪循環でしかありません。

 

 

凸凹ちゃんのいるご家庭は、しまう収納をお勧めします。

飾る、見せる収納はどうしても視覚的に情報が多くなってしまい処理しきれません。

気が散ります。

色合いもあまりカラフルではなくおちつた色合いにし、どうしても外に出しておかなけれなならないものは間仕切りをつける、箱に入れるなど工夫が必要です。

かといってインテリアを諦める必要はありません。私も、インテリア大好きです。

次回は興味を持続させるために視覚的に落ち着いて過ごせる工夫について書きますね。