気にしすぎママのブログ

頭の中の整理整頓、備忘録。子育てや生活に活かせる心理学勉強中。

【心理学】 偏見の心理 

偏見の心理1954年という古い本 

👦オルポート(認知過程に着目して偏見の研究を行なった)

第二次世界大戦終結後アメリカアフリカ系アメリカ人への偏見 バスボイコット運動キング牧師

偏見とは何か 民族的偏見 誤った柔軟性のない

1 一般化 人が思考する際にはカテゴリ化される ある似たものから区別する

カテゴリから瞬時に物事を推測し 人が外界を意味ずけされるが

正しい推測→偏見にならない(

誤った推測→偏見になる(全てではない以下2)

2柔軟性

1のように誤った推測をしてもこの推測に矛盾する情報を得た時自分で柔軟に修正できるとしたら偏見にはならない

3反感 集団に対して抱く感情には行為的なものと非行為的なものとがある

民族的偏見については非行為的であるとオルポートはしている

 

偏見から生じる行為的行為5つ

1誹謗偏見を言葉で表明 2回避 接触を避ける無視 3差別 不利になる処遇隔離雇用制限 4身体的攻撃  5絶滅

・経済の悪化が強い 政治や政策への不満など起こりやすい→ユダヤ人迫害へ 

「ミクロの視点」比較的細かい「マクロの視点」比較的大きいのもの

 

オルポートの偏見を生み出す認知過程

カテゴリ化

a最小努力の原理 あやゆる人間は知ろうとする努力をしない 知ろうとするには膨大な認知活動が必要となるがそれを最小にしようとする

b言語の効果 例えばアジア人というラベルで見られてしまうと、その他の性格や職種その他の情報は入りにくくなる

cステレオタイプ カテゴリと結びついた誇張された所信 ひとつの集団について認識は文化しない 例日本人は真面目だ 真面目じゃない日本人もたくさんいるのに

d正当化 特定の行為を正当化される 劣っていると思い込まれている人種は奴隷 女性は賃金が安い など不平等を正当化させる

e例外の除外 どの人種にもステレオタイプが当てはまらない人がいる しかし接触したからと言ってステレオタイプは薄まらない ステレオタイプを除外することで偏見は維持されるか堅固なものとなってしまう

f秩序ある世界像の生成 現実世界を曲げてまで人は集団に差異を知覚しそれぞれの集団、メンバーにどのような特性があるか自発的に推測しようとする なぜなら自分の知覚を単純化し正解を整然と理解することで自分の納得がいく秩序ある世界像を生成し安定感を得ることができるから この世界像に手を貸すのが 社会文化宗教でありそれらは曖昧で不活実な問題になんらかの(規範 慣習 思想)を与えることがある

 

 

偏見を低減させ集団間関係を改善させるには

 

なぜ人種や民族は偏見を受けやすいの??

肌の色言葉など区別する手がかり 目に見える手がかりはわかりやすく連想しやすいので、頻繁に手がかりになりその傾向になった 

遺伝進化環境など 例 例肌の色が違う→遺伝しが違う→性格違う→匂いが違う 全然根拠がないのに、思い込む 専門家が間違いを正しても、考えは変わらない

この回数が思い込みを受け付けていったと考えられる

 

接触仮説  隔離から接触へ(この時代隔離政策を国が制作として実行していた)

1対等な地位 2共通の目標 相互協力的な関係

政策こそを変えねばならない 社会全体が平等を支持し、集団間の接触を後押し

→ 法律と教育 が偏見を解消するため実現するためオルポートは必要不可欠と

 

認知バイアス

a強調効果 異なるカテゴリに含まれる対象は似ていると実際のことより多く強調されてしまう傾向 日本人2人と韓国人がいたら日本人二人が似ていると思う

b錯誤相関 ある2つのことが関係していないのに、関係あると思い込まれてしまう例 少数派は大分出身、お酒が強い

c集団等質性 最小条件バイアス 人は自分が所属する内集団とそれ以外の外集団にカテゴリを分ける 

d集団間バイアス 自分の内集団を行為的に反応し価値を固めようとする傾向 自分の内集団がごく少人数だとしても、自分の内集団に報酬をあたえる ただしスティグマ集団には内集団バイアスが生じにくい

 

現実の対人環境と認知バイアス

a強調効果 b錯誤相関 c集団等質性d集団間バイアス

 

改善するには?

⑴脱カテゴリ化 集団同士でなく個人同士での接触を重視し個人として捉えるしかし目立つ手がかり言語の違いはだの色などがあるとこれは難しい

⑵再カテゴリ化 

内集団外集団を区別するカテゴリばかりでなく 日本人 外国人でなく人間という事⑶共通内集団アイデンティティーモデル 集団間の調和

⑷集団間相互差異化モデル それぞれの役割を持ちつつ共通目標を一緒に構築